(あんたが悪いさんー憤慨死タイプ)



  この方は、A(きびしい親)が高いので、相手に対してはかなりきびしいですね。規則や躾にうるさいほうです。しかも、B(優しい親)が高くないので、きびしさが全面にでてきます。

  D(自由気ままな子供)が高いので、言いたいことは言うというタイプですので、A(きびしい親)はなおさらきびしくなります。相手にすれば、機関銃に打たれるように感じるかもしれません。

  正しいことを行っている場合は、正しいだけに相手にとってはこたえますし、自分の責任を逃れるための責任転嫁で攻撃している場合は、はなはだ不愉快な感じを相手に与えるでしょう。

  E(人の評価を気にする子供)が極端に低いので、人が自分に対してどう評価するかということは気になりません。人の不安が理解できませんので、A(きびしい親)の攻撃は容赦のないものになるかもしれません。

  ただ、自分自身はそんなにきびしいことを言っているとは思わないでしょう。言いたいことを言えば、後はけろっとした感じでしょう。また、思うようになっている限り、機嫌はすこぶる良いでしょう。


{自滅のシナリオ}

  さて、この方はD(自由気ままな子供)さんです。自分のやりたいことをやり、言いたいことを言いたいという気持の非常に強い方です。充実感がある時はいいのですが、充実感を失うと、すべて「あんたが悪いさん」になります。

  D(自由気ままな子供)が不満となってA(きびしい親)と結合します。 実際は、本人が悪いからうまく行かないのに、そのことは棚に上げて「おまえが悪い。おまえが間違っている」と言うのでは、腹が立ちます。人間関係が壊れます。

  するとますます思うようにならないので、ますます不満になって「あんたが悪い」と腹立ちをぶつける。こうして、悪循環に陥り最後の一人が居なくなるまで不満を振り回すことになり、この不満が過食・お酒・タバコの原因になります。

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